10.  特性X線から求めた各々の元素の電子のラブの公転軌道はいくらか。電子のラブの公転軌道と最も小さい特性X線の軌道を比較する。
電子のラブの公転軌道は最も小さい特性X線の軌道より小さい。それで、電子のラブの公転軌道と最も小さい特性X線の軌道を比較する。
電子のラブの公転軌道=8.665×10-24Jm÷電子のラブのエネルギー。この式から各々の元素の電子のラブの公転軌道を求める。

電子のラブの公転軌道は最も小さい特性X線の軌道より小さい。それで、殻における最も小さい特性X線の軌道と電子のラブの公転軌道を比較する。
表8





























この表により理解できる事
1
.特性X線は電子のラブが公転して作るものであり、電子のラブの公転軌道より大きい。
2
K系の電子のラブの公転軌道はK系の最も小さい軌道であるK吸収端の軌道より小さいので、この値に近い。
3
L系の電子のラブの公転軌道はL系の最も小さい軌道であるL系γ1の軌道より小さいので、この値に近い。
4
M系の電子のラブの公転軌道はM系のγの軌道より大きいので、誤りです。
5
.よって、次の式により求めた値は間違いです。
K
殻の電子のラブの公転軌道=2.4185×10-2× K吸収端の波長。
K
殻の電子のエネルギー=3.5828×10-22÷ K吸収端の波長。
L
殻の電子のエネルギー=K殻の電子のエネルギー×L系のX線のエネルギー÷K系のX線のエネルギー
M
殻の電子のエネルギー=L殻の電子のエネルギー×M系のX線のエネルギー÷L系のX線のエネルギー