「特性X線のエネルギーと殻の電子の公転軌道とエネルギーと、原子核の中の陽子の公転軌道とエネルギーと中性子の公転軌道とエネルギーと、第1世代の恒星の中で、元素の基である中性子の塊がができた場のAと、第1世代の恒星の中で、中性子の塊はどのようであったか。約60億年前の元素はどのようであったか。」
(この考えは、2016年8月29日に提出した、特願2016-166394に記した)
1. K吸収端のエネルギーはいくらか。
K吸収端のエネルギーは電磁気のエネルギーですから、電磁気の軌道エネルギーにより求める。
電磁気の軌道エネルギー=1.233×10-41Jm
K吸収端の軌道=K吸収端の波長÷2
K吸収端のエネルギー=1.233×10-41Jm÷軌道=1.233×10-41Jm÷(K吸収端の波長÷2)
この式によりK吸収端のエネルギーを計算する。
K吸収端の波長とエネルギー
表1
2. K吸収端は何を意味するか。
電子のラブは自転し磁気の光子を作り公転し電気の光子を作っている。その電磁気が電子のラブの公転軌道の外側の軌道を束に成り回転している。
特性X線は電子のラブの周囲の軌道を、束に成り回転していた電磁気達で、電子のラブが高エネルギーの軌道に移動したとき、移動した高エネルギーの軌道には、電磁気達の軌道が無いので、飛び出した電磁気達です。
電磁気達が束に成り、回転するのは、電子のラブの公転軌道の外側の軌道です。
K吸収端は電子のラブの公転軌道の外側の最も近い軌道を回転する電磁気達の軌道です。
例えば、Cの電子のラブの公転軌道は1.058×10-10mです。その外側の4.3767×10-9m÷2=2.18835×10-9mの軌道をK吸収端の光子は走っている。
K吸収端は原子番号の大きい元素程小さい軌道に成ります。この事は原子番号の大きい元素の電子のラブ程公転軌道は小さく高エネルギーに成っていることを示唆する。
原子番号の大きい元素の電子程公転軌道は小さく高エネルギーに成っている。それで、原子番号の大きい元素の電子の周囲を回転する特性X線は軌道が小さいく、波長が短い。
AuのK吸収端は、0.0153×10-9mであり、軌道は、0.0153×10-9m ÷2=7.65×10-12mで、1.058×10-10mの、7.65×10-12m÷(1.058×10-10m)=7.65÷105.8=0.072倍です。エネルギーは 1÷0.072=13.9倍です。
これは、Auは第1世代の恒星の中央の高エネルギーの場ででき、Auの電子のエネルギーは高エネルギーに成っているからです。
3. K吸収端からK殻の電子のラブの公転軌道と電子のラブのエネルギーを求める。
Cの電子の質量エネルギーを、0.511MeV=1.602×10-19J×106×0.511=8.186×10-14Jとする。その公転軌道は8.665×10-24Jm÷(8.186×10-14J)=1.0585×10-10mです。
Cの電子のラブの公転軌道は1.0585×10-10mです。CのK吸収端は4.3767×10-9mです。Cの電子のラブの公転軌道の外側の4.3767×10-9m÷2の軌道をK吸収端の光子は回転している。この光子が放出すると4.3767×10-9mの波長のK吸収端の光子に成る。
Cの電子の質量エネルギーを、0.511MeV=1.602×10-19J×106×0.511=8.186×10-14Jとする。その公転軌道は8.665×10-24Jm÷(8.186×10-14J)=1.0585×10-10mです。
・Cの電子のラブの公転軌道は、K吸収端の波長の何倍か。
x倍とする。
1.0585×10-10m=4.3767×10-9m×x
x=1.0585×10-10m÷(4.3767×10-9m)=2.4185×10-2(倍)
Cの電子のラブの公転軌道は、K吸収端の波長の2.4185×10-2倍です。
○それで、電子のラブの公転軌道は、K吸収端の波長の2.4185×10-2倍とする。
電子のラブの公転軌道=2.4185×10-2×K吸収端の波長
・電子のラブのエネルギーはどのようであるか。
電子のラブのエネルギー=8.665×10-24Jm÷電子の公転軌道=8.665×10-24Jm÷(2.4185×10-2×K吸収端の波長)=3.5828×10-22÷K吸収端の波長
電子のラブのエネルギー=3.5828×10-22÷K吸収端の波長
Cの場合、電子のエネルギー=3.5828×10-22÷K吸収端の波長=3.5828×10-22÷(4.3767×10-9m)=8.186×10-14J、です。
この事から、K系吸収端の波長から電子のラブの公転軌道と電子のエネルギーを計算できる。
4. K殻の電子のラブの公転軌道とエネルギーはいくらか。
K吸収端からK殻の電子ラブの軌道とエネルギーを求める。
Cの電子のラブの公転軌道は、K吸収端の波長の2.4185×10-2倍とする。
電子のラブの公転軌道=K吸収端の波長×2.4185×10-2
電子のラブのエネルギー=3.5828×10-22÷K吸収端の波長
K殻の電子のラブの公転軌道とエネルギー
表2
表により理解できる事
1.原子番号の大きい元素の電子程電子のエネルギーは大きい。
この事は原子番号の大きい元素程高エネルギーの場でできた事を示す。
例えば、Sn(50)の電子のエネルギーはC(12)の電子のエネルギーの1.030×102倍のエネルギーです。
この事は、Sn(50)の電子はC(12)の電子の1.030×102倍のエネルギーの場でできた。それで、1.030×102倍のエネルギーを持っている。
Sn(50)の陽子はC(12)の陽子の1.030×102倍のエネルギーの場でできた。それで、1.030×102倍のエネルギーを持っている。
Sn(50)の中性子はC(12)の中性子の1.030×102倍のエネルギーの場でできた。それで、1.030×102倍のエネルギーを持っている。
この事は、元素は第1世代の恒星の中でできた。高エネルギーの元素程高エネルギーの場でできた事を証明する。
2.第1世代の恒星の中で、元素は中性子の塊であった。中性子の数=原子量。元素に成る中性子の数は原子量です。それで、第1世代の恒星の中で中性子の数が多い塊ほど高エネルギーの場に存在した。即ち、第1世代の恒星の中で、より中央部に存在した。
3.それでは、中性子の数と電子1個のエネルギーの間にはどのような関係が存在するのか。
例えば、Snの場合、中性子の数は118個で、Snの電子のエネルギーはCの電子のエネルギーの1.030×102倍です。1.030×102倍は中性子数の1.030×102÷118=0.873倍です。
例えば、Nd(60)の場合、中性子の数は144で、Ndの電子のエネルギーはCの電子のエネルギーの、1.2571×10-11J ÷(8.1861×10-14J)=1.536×102倍です。1.536×102倍は中性子数の1.536×102÷144=1.067倍です。
例えば、Yb(70) の場合、中性子の数は173で、Ybの電子のエネルギーはCの電子のエネルギーの、1.7737×10-11J ÷(8.1861×10-14J)=2.167×102倍です。2.167×102倍は中性子数の2.167×102÷173=1.253倍です。
例えば、Hg(80) の場合、中性子の数は200で、Hgの電子のエネルギーはCの電子のエネルギーの、2.4046×10-11J ÷(8.1861×10-14J)=2.937×102倍です。2.937×102倍は中性子数の2.937×102÷200=1.469倍です。
例えば、Th(90)の場合、 中性子の数は232で、Ybの電子のエネルギーはCの電子のエネルギーの、3.1706×10-11J÷(8.1861×10-14J)= 3.872×102倍です。3.872×102倍は中性子数の3.872×102÷232=1.669倍です。
電子1個のエネルギー÷Cの電子1個のエネルギー÷中性子の数=中性子の数が多くなるほど大きい。
電子1個のエネルギーは中性子の数が多くなるほど大きい。
5. K系の特性X線の波長とエネルギーはいくらか。
特性X線のエネルギー=1.233×10-41Jm÷(波長÷2)=2.466×10-41Jm÷波長、の式で計算した特性X線のエネルギー
波長の単位は×10−9m。
K系の特性X線の波長とエネルギー
表3
6. L系の特性X線の波長とエネルギーはいくらか。
特性X線のエネルギー=1.233×10-41Jm÷(波長÷2)=2.466×10-41Jm÷波長、の式で計算した特性X線のエネルギー
波長の単位は×10−9m。
L系の特性X線の波長とエネルギー
表4
7. M系の特性X線の波長とエネルギーはいくらか。
特性X線のエネルギー=1.233×10-41Jm÷(波長÷2)=2.466×10-41Jm÷波長、の式で計算した特性X線のエネルギー
波長の単位は×10−9m。
M系の特性X線の波長とエネルギー
表5
理解できる事。
1.M殻は中心の原子核から離れているので、M殻の軌道のエネルギーは小さい。それで、M殻の軌道を回転する電子のエネルギーも小さい。それで、その電子の周囲を回転する特性X線のエネルギーも小さい。
例えば、W74の場合、M殻の軌道の特性X線α1のエネルギーは3.53143×10-32Jで、L殻の軌道の特性X線α1,2のエネルギーは1.671×10-31Jで、K殻の軌道の特性X線α1,2のエネルギーは1.169×10-30Jです。
2.殻の軌道を回転する電子のエネルギーが大きいとその電子の周囲を回転する特性X線のエネルギーも大きい。
3.特性X線のエネルギーが大きいと、特性 X線の数も多い。1束の特性 X線の数も多い。
例えば、M殻の軌道の特性X線α1のエネルギーは3.53143×10-32Jで、個数は1個。
L殻の軌道の特性X線α1,2のエネルギーは1.671×10-31Jで110個。
K殻の軌道の特性X線α1,2のエネルギーは1.169×10-30Jで150個です。
これは磁気の光子のエネルギーが大きいためです。磁気の光子により電気の光子は束ねられている。磁気の光子は引力です。
4.M殻では、特性X線のエネルギーが弱いので、束に成らない。
8. K系の軌道のエネルギーはいくらか。L 系の軌道のエネルギーはいくらか。K系α1,2150個のエネルギーはL系α110個のエネルギーの何倍か。
K系の特性X線α1,2の軌道のエネルギーは特性X線α1,2のエネルギー×特性X線α1,2の強度、です。強度を特性X線の個数と見做す。
例えば、W74の場合、
K系の特性X線α1,2の軌道のエネルギー=K系特性X線α1,2のエネルギー×K系特性X線α1,2の強度=1.169×10-30J×150=1.754×10-28JL系の特性X線α1,2の軌道のエネルギー=L系特性X線α1,2のエネルギー×L系特性X線α1,2の強度=1.671×10-31J×110=1.838×10-29J
・K殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーはL殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーの何倍か。
K殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギー÷L殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギー=1.754×10-28J÷(1.838×10-29J)=9.543倍
K殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーはL殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーの9.543倍です。
・L殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーはM殻の特性X線α11個のエネルギーの何倍か。L殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギー÷M殻の特性X線α11個のエネルギー=1.838×10-29J÷(3.53143×10-32J)=5.205×102倍
L殻の特性X線α1,2の軌道のエネルギーはM殻の特性X線α11個のエネルギーの5.205×102倍です。
K系α1,2150個のエネルギーはL系α110個のエネルギーの何倍か。K系α1,2150個のエネルギーはL系α1100個のエネルギーの何倍か。K系α1,2150個のエネルギーはM系α1のエネルギーの何倍か。
表6
9. K吸収端の波長からK殻の電子のラブの公転軌道とK殻の電子のラブのエネルギーが求められた。L殻の電子のラブの公転軌道と電子のラブのエネルギーはいくらか。M殻の電子のラブの公転軌道と電子のラブのエネルギーはいくらか。
K殻の電子のラブの公転軌道=2.4185×10-2× K吸収端の波長。K殻の電子のエネルギー=3.5828×10-22÷ K吸収端の波長。
特性X線のエネルギーは電子のラブの公転によってできる。
特性X線のエネルギーの大きい場では、電子のエネルギーは大きい。特性X線のエネルギーの小さい場では、電子のエネルギーは小さい。
それで、L殻の電子のエネルギー=K殻の電子のエネルギー×L系のX線のエネルギー÷K系のX線のエネルギー
Cの場合、K殻の電子のエネルギーは8.1861×10-14Jです。K系α1,2150個のエネルギーは8.408×10-31Jです。
でも、L系α1,2150個のエネルギーは解りませんから、L殻の電子のエネルギーは計算できません。
Caの場合、K系の電子のエネルギーは1.1670×10-12Jです。K系α1,2150個のエネルギーは1.101×10-29Jです。L系α110個のエネルギーは7.455×10-31Jです。
それで、L殻の電子のエネルギー=K殻の電子のエネルギー×L系のX線のエネルギー÷K系のX線のエネルギー=1.1670×10-12J×7.455×10-31J÷(1.101×10-29J)=7.902×10−14J、です。
M系のα1の波長とエネルギーのデータ−はありませんから、M殻の電子のエネルギーは計算できません。
Ybの場合、K殻の電子のエネルギーは1.7737×10-11Jです。K系α1,2150個のエネルギーは1.554×10-28Jです。L系α1110個のエネルギーは1.475×10-29Jです。
それで、L殻の電子のエネルギー=K殻の電子のエネルギー×L系のX線のエネルギー÷K系のX線のエネルギー=1.7737×10-11J×1.475×10-29J÷(1.554×10-28J)=1.684×10−12J、です。
M系α1の波長とエネルギーは3.0299×10-32Jです。
M殻の電子のエネルギー=L殻の電子のエネルギー×M系のX線のエネルギー÷L系のX線のエネルギー=1.684×10−12J×3.0299×10-32J÷(1.475×10-29J)=3.459×10−15J、です。
・K殻の電子のラブの公転軌道=2.4185×10-2× K吸収端の波長。
K殻の電子のエネルギー=3.5828×10-22÷ K吸収端の波長。
L殻の電子のエネルギー=K殻の電子のエネルギー×L系のX線のエネルギー÷K系のX線のエネルギー
M殻の電子のエネルギー=L殻の電子のエネルギー×M系のX線のエネルギー÷L系のX線のエネルギー
表7