2012年3月の日本天文学会での講演 a
タイトル「宇宙の中心のブラックホールの質量とダークマター数」
宇宙の公転軌道エネルギーの式はどのようであるか。一般式を求める。宇宙の公転軌道エネルギー=公転速度2×中心からの距離。宇宙の公転軌道は1周するのに何年かかるか。現在まで何周しているか。一般式を求める。
1周するのにかかる年数=円周÷1年間に走る距離=2×3.14×半径(光年)×9.46×1012Km÷(秒速×365×24×60×60)=1.883×半径(光年)÷秒速×106。何周しているか=137×108年÷1周するのにかかる年数=137×108年÷(1.883×半径(光年)÷秒速×106)=7.276×103×秒速÷半径(光年)。グレートウォールが半径3×107光年の軌道で、現在までに、1公転していると仮定する。宇宙の公転軌道エネルギー=公転速度2×中心からの距離=公転速度2×3×107×9.46×1012Km=公転速度2×2.838×1020JKm。1周しているから=7.276×103×秒速÷半径(光年)=7.276×103×秒速÷(3×107)=2.425×10−4×秒速=1(周)。秒速=1÷(2.425×10−4)=4.124×103(Km)。この宇宙の公転軌道エネルギーは、(4.124×103)2×2.838×1020JKm÷距離=4.827×1027JKm÷距離、です。この宇宙の公転軌道エネルギー=10−25J×ブラックホールの表面の原子数×105Km÷距離=4.827×1027JKm÷距離。ブラックホールの表面の原子数=4.827×1027JKm÷10-20JKm=4.827×1047(個)。表面の原子数=4πr2=4.827×1047。ブラックホールの原子数=4π/3×r3=4π/3×(1.960×1023)3=3.152×1070(個)。ブラックホールの原子数÷(太陽の原子数)=3.152×1070個÷(1.198×1057個)=2.631×1013(太陽質量)。 ブラックホールを作るために必要な質量(全体の質量)=9.458×105×2.631×1013太陽質量=2.488×1019太陽質量。全体の原子数=2.488×1019太陽質量×太陽の原子数=2.488×1019×1.198×1057個=2.981×1076個。ダークマターの数=ビッグバンの以前の原子数÷全体の原子数=1.0765×1079個÷(2.981×1076個)=3.611×102(倍)。
説明
1. グレートウォールが半径3×107光年の軌道で、現在までに、1公転している事により、宇宙の軌道エネルギーを求めます。
・宇宙の公転軌道エネルギー=公転速度2×中心からの距離=公転速度2×3×107×9.46×1012Km=公転速度2×2.838×1020JKm。
1周している事から=公転した距離÷円周=秒速(Km)×137億年の秒数÷円周=秒速(Km)×137×108×365×24×60×60÷(2×3.14×3×107×3×105Km×365×24×60×60)=2.424×10−4=1(周)
秒速=1÷(2.424×10−4)=4.124×103(Km)
○この宇宙の公転軌道エネルギーは、(4.124×103)2×2.838×1020JKm÷距離=4.827×1027JKm÷距離、です。
2. 軌道エネルギーは、表面から出発する電気の光子1個のエネルギー×中心となる物の表面の原子数×105Km÷距離、です。105Kmは見かけ上に換算する定数です。(これは「宇宙の軌道エネルギー」に記した。)
宇宙の軌道エネルギー=中心のブラックホールが作る軌道エネルギー=ブラックホールから出発する電気の光子1個のエネルギー×ブラックホールの表面の原子数×105Km÷距離=10−25J×ブラックホールの表面の原子数×105Km÷距離=4.827×1027JKm÷距離
ブラックホールの表面の原子数=4.827×1027JKm÷(10−25J×105Km)=4.827×1047(個)
半径にr個の原子が存在するとする。
ブラックホールの表面の原子数=4πr2=4.827×1047(個)
r2=4.827×1047÷4π=3.843×1046(個)
r=1.960×1023(個)
中心のブラックホールの原子数=4π/3×r3=4π/3×(1.960×1023)3=3.152×1070(個)
中心のブラックホールの原子数÷太陽の原子数=3.152×1070個÷(1.198×1057個)=2.631×1013(太陽質量)
○宇宙の中心のブラックホールの質量は、2.631×1013太陽質量です。原子数は3.152×1070個です。
3.ブラックホールを作るために必要な全体の原子数を計算する。
この中心のブラックホールを作るために必要な全体の質量=9.458×105×中心のブラックホールの太陽質量=9.458×105×2.631×1013太陽質量=2.488×1019太陽質量
全体の原子数=2.488×1019太陽質量×太陽の原子数=2.488×1019×1.198×1057個=2.981×1076個
○中央のブラックホールを作るために必要な全体の質量は2.488×1019太陽質量で、原子数
は2.981×1076個です。
表に示します。
|
原子数 |
太陽質量 |
中心のブラックホールの原子数 |
3.152×1070(個) |
2.631×1013太陽質量 |
この中心のブラックホールを作るために必要な全体の原子数 |
2.981×1076個 |
2.488×1019太陽質量 |
ビッグバンの以前の陽子の数と電子の数 |
1.077×1079個 |
|
○ビッグバンの以前の陽子の数と電子の数は1.077×1079個である。(これは、「ビッグバンの以前の大きさと原子数と引力」で説明した)
4. ビッグバンの以前に存在した陽子数と全体の原子数を比較する。
ビッグバンの以前の陽子の数÷全体の原子数=1.077×1079個÷(2.981×1076個)=361(倍)
ダークマターとは、自転だけしている電子のラブと、自転だけしている陽子のラブです。(この事については、「ダークマターとは何か」で説明した)
○それで、ビッグバンの以前、原子に成れなかった自転だけしている電子のラブと、自転だけしている陽子のラブは原子に成ったものの361倍です。
5. どうして原子数は361分の1だけよりできなかったのか、その理由を説明する。
それは、ビッグバンの以前、中央に陽子のラブの集団が有り、その集団が軌道を作っていた。
電子のラブはその軌道上を回転していた。
それは、まるで、太陽は惑星の軌道を作っているように、陽子の集団は電子が走る軌道を作っていた。
陽子の集団が作る軌道は360個の平面でできているとする。電子の軌道はその平面の1つです。360分の1の平面にしか電子は存在しません。
○それで、陽子がビッグバンで球状に放出したとき、上に走った陽子や、下に走った陽子や。斜めに走った陽子はそこに電子が居ないので、原子に成れません。原子に成れず、そのまま自転し続けました。これがダークマターです。
それで、陽子が電子と衝突し、原子に成ったものは360分の1です。
図の説明
1は、ビッグバンの以前の、陽子のラブの集団で球体。平面上に電子のラブの軌道を作っている。
2は、ビッグバンの以前の、電子のラブの軌道
3は、陽子のラブの集団が作る軌道は360個の平面でできているとする。
4は、陽子のラブがビッグバンで球状に放出する。上下の方向、斜めの方向に走った陽子のラブは、そこに電子のラブが存在しないので、そのまま自転し続ける。これがダークマターです。
5は、平面の軌道上の電子のラブ
6は、電子のラブの軌道の方向に走った陽子のラブ。この陽子のラブだけが電子のラブと衝突し、原子に成る事ができた。