2013年3月22日に、日本天文学会で発表したこと a
タイトル「ダークマターの生成とダークマターの数とダークマターのエネルギー」(講演)
私は、2012年3月22日、「宇宙の中心のブラックホールの質量とダークマターの数」で発表した。中心のブラックホールを作るために必要な全体の原子数は2.981×1076個です。ダークマター数=ビッグバンの以前の原子数÷全体の原子数=1.0765×1079個÷(2.981×1076個)=3.611×102(倍)。ビッグバンの以前、陽子のラブの集団の周りを電子のラブたちが、まるで、太陽の周りを惑星が回転するように平面上に回転していたので、陽子のラブが爆発したとき電子のラブと衝突し、原子になることができたのは、1°/360°です。360倍の電子のラブと陽子のラブは原子になれず、そのまま自転していた。これがダークマターです。 現代、ダークマターの温度は−273℃ですから、ダークマターのA=−2731/2=−16.523。ダークマターの電子のラブの自転軌道=電子のラブの公転軌道×16.523×3.14÷1公転の自転数=1.058×10−10m×16.523×3.14÷(7.96×107回)=6.896×10−17m。 ダークマターが1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=ダークマターの電子のラブが1自転で作る磁気の光子1個のエネルギー×1秒間の自転数=6.110×10−57Jm÷ダークマターの電子のラブの自転軌道×(7.96×107)3=6.110×10−57Jm÷(6.896×10−17m)×(7.96×107)3=4.469×10−17J。 原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=ボーア磁子×7.96×107回=9.274×10−24J×7.96×107回=7.382×10−16J。 ダークマターが1秒間に作る磁気の光子のエネルギー×ダークマターの数:原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー×原子の数=4.469×10−17J×1.0765×1079個:7.382×10−16J×2.981×1076個=4.81×1062J:2.20×1061J=21.864:1=95.626:4.374。よって、ダークマターでできるエネルギー:原子でできるエネルギー=95.626%:4.374%
説明
1.ダークマターの生成の原理。
これは、去年3月に発表したのですけれど、スライドが出ず、話が見えなかったようなので、図で説明します。
ビッグバンの以前、中心に陽子のラブの集団が存在し、その周囲に電子のラブ達が回転していた。その状態は、まるで、中心に太陽が存在し、その周囲に惑星たちや小惑星が回転しているような状態です。
中心の陽子のラブの集団が重力に耐え切れなくなり爆発しました。これがビッグバンです。
陽子のラブは四方八方に飛んで行った。
周囲に存在している電子のラブと会えるのは、電子のラブが回転している軌道の平面方向に走って行った者だけです。その方向は360°分の1度でした。
陽子のラブと電子のラブが結合し、水素原子になれたのは1/360だけです。
他の360倍の陽子のラブと電子のラブは、そのまま存在し続けた。
水素原子に成れなかったので、公転できず、自転だけしている。
これがダークマターです。
ダークマターは自転だけしている電子のラブと陽子のラブです。
図
2.ダークマターの数
宇宙の中心のブラックホールの原子数は、3.152×1070個です。(この事は、2012年3月「宇宙の中心のブラックホールの質量とダークマターの数」で、スライドが出なかったので、説明できませんでしたが、講演の説明文に記しておきました。読んだらすぐわかると思います)
この中心のブラックホールを作るために必要な全体の原子数は=9.458×105×ブラックホールの原子数=9.458×105×3.152×1070個=2.981×1076個、です。
ビッグバン以前の陽子のラブと電子のラブの数は、1.077×1079個です。(この件ついては2010年3月24日、「ビッグバンの以前の大きさと原子数と引力」で説明しました)
ビッグバン以前の陽子のラブと電子のラブの数は、ビッグバンで原子になった数の何倍か。
1.077×1079個÷(2.981×1076個)=361(倍)
●即ちダークマターと原子の比率の理論値とダークマターの数と原子の数の比率は同じです。
宇宙の中心のブラックホールの原子数 |
3.152×1070個 |
|
中心のブラックホールを作るために必要な全体の原子数=原子数 |
2.981×1076個 |
1 |
ビッグバン以前の陽子のラブと電子のラブの数≒ダークマターの数 |
1.077×1079個 |
361 |
3.ダークマターの電子のラブ1個が1秒間に作る磁気の光子のエネルギーと、原子1個が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー
・1原子が地表で1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=ボーア磁子×7.96×107回=9.274×10−24J/T×7.96×107回=7.382×10―16J、です。
・ダークマターの電子のラブが1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=1原子が地表で1秒間に作る磁気の光子のエネルギー÷16.523=7.382×10―16J÷16.523=4.468
×10−17J
1原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー |
7.382×10―16J |
ダークマターの電子のラブ1個が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー |
4.467×10−17J |
講演の説明文で記した、6.110×10−57Jmは、電子のラブが1自転で作る磁気の光子1個のエネルギー×自転軌道=1.464×10−39J×4.175×10−18m=6.112×10−57Jm、の事です。即ち、電子のラブの自転軌道エネルギーです。
4.宇宙全体のダークマターのエネルギーと宇宙全体の原子のエネルギー。
全体のダークマターのエネルギー=全体のダークマターの電子のラブが1秒間に作るエネルギー=全体のダークマター数×ダークマターの電子のラブ1個が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=1.077×1079個×4.467×10−17J=4.811×1062J。
全体の原子のエネルギー=全体の原子の数×1原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=2.981×1076個×7.382×10―16J=2.201×1061J
全体のダークマターの磁気の光子のエネルギー:全体の原子の磁気の光子のエネルギー=4.811×1062J:2.201×1061J=21.86:1=95.61:4.390
よって、ダークマターでできる磁気の光子のエネルギー:原子でできる磁気の光子のエネルギー=95.63%:4.39%、です。
全体のダークマターのエネルギー |
全体のダークマター数×ダークマターの電子のラブ1個が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー |
1.077×1079個×4.467×10−17J=4.811×1062J |
21.86 |
95.61% |
全体の原子のエネルギー |
全体の原子の数×1原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー |
2.981×1076個×7.382×10―16J=2.201×1061J |
1 |
4.390% |
図
1 ダークマターの数
2 原子数
3 ダークマターの数:原子の数=361:1
4 宇宙のダークマターが1秒間に作る磁気の光子のエネルギー
5 宇宙の原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー
6 宇宙のダークマターが1秒間に作る磁気の光子のエネルギー:宇宙の原子が1秒間に作る磁気の光子のエネルギー=95.61%:4.390%
●宇宙の構成は、4%が通常の物質で、22%はダークマターで、74%はダークエネルギーであるといわれている。
●私は、ダークマターが作るエネルギーがダークエネルギーであると考えます。
●即ち、ここで問題になるのは、引力だけです。
なぜならば、ダークエネルギーとはダークマターが作るエネルギーであり、これは磁気の光子のエネルギーだけです。磁気の光子の働きは引力です。
ダークマターの質量でできるのは引力です。
物質の質量でできるのも引力です。
●ダークマターが何であるかを理解することによって、素粒子がなんであるかを知ることができます。
5.宇宙の変遷。
ビッグバンの以前、素粒子ができました。
陽子のラブの集団が爆発した。これがビッグバンです。
原子とダークマターができました。
中心にブラックホールができました。
中心のブラックホールを中心にダークマターと原子は回転します。
宇宙の回転と、宇宙の速度と、宇宙の膨張が行われている。
エネルギーは減少し、ダークマターだけになるかもしれない。この状態は宇宙全体の温度は−273℃です。
私の考えに疑問のある人は、短時間で説明できないので、電子図書の、「やさしい、しづの宇宙論のまとめ」「新しい、しづの素粒子論」「しづの素粒子論と宇宙論」「しづの素粒子論と宇宙論続編」「しづの素粒子論と宇宙論続続編」を読んでいただきたいと思います。
参照○どうして、ビッグバンの以前の原子の数は、1.077×1079個であるか。
この事については、20010年3月の日本天文学会の講演 a
タイトル「ビッグバン以前の大きさと原子数と引力」の参照に記しています。
これは、「やさしいしづの宇宙論のまとめ」のP290,291、292、293、294に記載しています。
参照
○この中心のブラックホールを作るために必要な質量(全体の質量)=9.458×105×ブラックホールの質量。この式ができるわけを説明する。これは、「やさしいしづの宇宙論のまとめ」のP154とP432に記載しています。
1. 中心がブラックホールに成るための質量について。
銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心はブラックホールに成るか。
銀河やクエーサーの質量が太陽質量のβ倍であるとする。
銀河やクエーサーの質量が集められた半径=銀河やクエーサーのジェットが届いた距離。この式から、銀河やクエーサーのA=ブラックホールのA、とし、
銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、銀河やクエーサーのAはブラックホールのAになるかを知る。
10−16m時代、宇宙はどの場でも、1m3に1018個の原子が存在する。
クエーサーや銀河の原子数=太陽の原子数×β=1.2×1057個×β。
体積をxm3とします。
1018個×x=1.2×1057個×β
x=1.2×1057個×β÷1018個=1.2×1039個×β
体積は1.2×1039個×βm3、です。
4π÷3×r3=1.2×1039個×βm3
r3=1.2×1039個×βm3÷(4π÷3)=2.866×1038×βm3
r=(2.866×1038×βm3)1/3=6.6×1012×β1/3m=6.6×109×β1/3Km
クエーサーのジェットが届く範囲の原子が集められた。
クエーサーのジェットが届く距離=6.96×105Km×849×クエーサーのA÷太陽のA=6.96×105Km×849×クエーサーのA÷(3.872×103)=クエーサーのA×1.526×105Km
クエーサーのジェットが届く距離=質量が集められた距離
クエーサーのA×1.526×105Km=6.6×109×β1/3Km
クエーサーのA=6.6×109×β1/3Km÷(1.526×105Km)=4.325×104×β1/3
銀河やクエーサーの中心の質量が太陽のβ倍の時、
銀河やクエーサーのA=4.325×104×β1/3、です。
ブラックホールのAは7.378×105ですから、
ブラックホールのA=7.378×105=4.325×104×β1/3
β1/3=7.378×105÷(4.325×104)=1.706×10
β=(1.706×10)3=4.965×103
銀河やクエーサーの質量が太陽質量の4.965×103倍であれば、中心部はブラックホールになる。
2. 銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心部は太陽質量のブラックホールになるか。
太陽質量のブラックホールになるために必要な質量は、
ブラックホールになるための質量×ブラックホールのA÷太陽の中心のA=4.965×103太陽質量×7.378×105÷(3.873×103)=9.458×105太陽質量です。
銀河やクエーサーの質量が太陽質量の9.458×105倍であると、中心部は太陽質量のブラックホールになる。
3. 銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心部は太陽質量のB倍のブラックホールに成るか。
太陽質量のB倍であるから、AのB倍の質量が必要です。
太陽質量のB倍のブラックホールになるために必要な質量は、
B×4.965×103太陽質量×7.378×105÷(3.873×103)=B×9.458×105太陽質量です。
質量が太陽質量のB×9.458×105倍であると、中心部は太陽質量のB倍のブラックホールに成る。
例えば、銀河の中心部のブラックホールの質量が太陽質量の106倍の場合、銀河の質量は、
B×9.458×105太陽質量=106×9.458×105太陽質量=9.458×1011太陽質量です。
例えば、銀河の質量が6×1011太陽質量の場合、中心のブラックホールの質量は太陽質量の何倍か。
B×9.458×105太陽質量=6×1011太陽質量
B=6×1011太陽質量÷(9.458×105太陽質量)=6.344×105
銀河の質量が6×1011太陽質量の場合、中心のブラックホールの質量は太陽質量の6.344×105倍です。
表に示す。
中心がブラックホールに成るために必要な質量 |
4.965×103太陽質量 |
中心が太陽質量のブラックホールに成るために必要な質量 |
9.458×105太陽質量 |
中心が太陽質量のB倍のブラックホールに成るために必要な質量 |
B×9.458×105太陽質量 |