「現代、宇宙はどのように成っているか。」
(この考えは、201791日に特許出願した、特願2017-168103に記した。)

 

 1.  ブラックホールが支える質量について。
宇宙の中心のブラックホールの質量は、2.631×1013太陽質量です。このブラックホールを作った質量は、ブラックホールの質量の9.458×105倍の質量です。
この事については、200891日に提出した、特願2008-223099に次のように記した。
(中心がブラックホールに成るための質量について。(200891日に提出した、特願2008223099.)

1.銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心はブラックホールに成るか。

私は、2007825日に特許出願した、特願2007256139.「宇宙4」の「請求項22」で、中心部が太陽質量のβ倍のクエーサーや銀河のAの値は、A=4.325×104×β1/3です。と記した。

銀河やクエーサーの質量が太陽のβ倍の時、

A=4.325×104×β1/3、です。

ブラックホールのAは7.378×105ですから、

ブラックホールのA=7.378×1054.325×104×β1/3

β1/37.378×105÷(4.325×104)1.706×10

β=(1.706×10)34.965×103

銀河やクエーサーの質量が太陽質量の4.965×103倍であれば、中心部はブラックホールになる。

2.銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心部は太陽質量のブラックホールになるか。

太陽質量のブラックホールになるために必要な質量は、

ブラックホールになるための質量×ブラックホールのA÷太陽の中心のA=4.965×103太陽質量×7.378×105÷(3.873×103)9.458×105太陽質量です。

銀河やクエーサーの質量が太陽質量の9.458×105倍であると、中心部は太陽質量のブラックホールになる。

3.銀河やクエーサーの質量が太陽質量の何倍であると、中心部は太陽質量のB倍のブラックホールに成るか。

太陽質量のB倍であるから、2.のB倍の質量が必要です。

太陽質量のB倍のブラックホールになるために必要な質量は、

B×4.965×103太陽質量×7.378×105÷(3.873×103)=B×9.458×105太陽質量です。

質量が太陽質量のB×9.458×105倍であると、中心部は太陽質量のB倍のブラックホールに成る。

例えば、銀河の中心部のブラックホールの質量が太陽質量の106倍の場合、銀河の質量は、

B×9.458×105太陽質量=106×9.458×105太陽質量=9.458×1011太陽質量です。

例えば、銀河の質量が6×1011太陽質量の場合、中心のブラックホールの質量は太陽質量の何倍か。

B×9.458×105太陽質量=6×1011太陽質量

B=6×1011太陽質量÷(9.458×105太陽質量)6.344×105

銀河の質量が6×1011太陽質量の場合、中心のブラックホールの質量は太陽質量の6.344×105倍です。

表に示す。
1

 

それで、宇宙の中心のブラックホールに成るために必要な質量(全体の質量)は、9.458×105×2.631×1013太陽質量=2.488×1019太陽質量、です。
全体の原子数=2.488×1019太陽質量×太陽の原子数=2.488×1019×1.198×1057個=2.981×1076
ダークマターの数=ビッグバンの以前の原子数÷全体の原子数=1.0765×1079個÷(2.981×1076個)=3.611×102(倍)(この事については、20123月の日本天文学会で講演した。)
○それで、ブラックホールは、ブラックホールに成るために必要な質量によりでき、ブラックホールに成るために必要な質量を支えている。
宇宙の中心の2.631×1013太陽質量のブラックホールは、9.458×105×2.631×1013太陽質量=2.488×1019太陽質量を支えている。
泡構造の中心の1011太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1011太陽質量=9.458×1016太陽質量を支えている。
泡構造の中心の1010太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1010太陽質量=9.458×1015太陽質量を支えている。
泡構造の中心の109太陽質量のブラックホールは、9.458×105×109太陽質量=9.458×1014太陽質量を支えている。
銀河の中心の107太陽質量のブラックホールは、9.458×105×107太陽質量=9.458×1012太陽質量を支えている。
銀河の中心の106太陽質量のブラックホールは、9.458×105×106太陽質量=9.458×1011太陽質量を支えている。
銀河の中心の105太陽質量のブラックホールは、9.458×105×105太陽質量=9.458×1010太陽質量を支えている。
○中心のブラックホールはどれだけの原子をまとめているか。
中心のブラックホールはどれだけの質量を支えているか。
表2


2.  2×10-16m時代、ブラックホールが作った軌道は、時代と共にどのようになったか。
各々の時代のブラックホールが作った軌道半径と軌道の速度と軌道の引力を、記す。
(この表は、20161110日に提出した、特願2016-219755.「宇宙の形と背景放射」の表4に記した。)

各々の時代のブラックホールが作った軌道半径と軌道の速度と軌道の引力
表3


 

この表により理解できる事
○ブラックホールはブラックホールを作った原子たちに支えられ、ブラックホールを作った原子を支えている。ブラックホールが作る引力に引き付けられて、原子たちは飛び出さない。宇宙をまとめているのは、ブラックホールが作る引力である。この事により泡構造の質量は泡構造の中心のブラックホールを作った質量であり、銀河の質量は銀河の中心のブラックホールを作った質量であると理解できる。

3.  なぜ星や銀河は軌道の外に飛び出ないか。
星や銀河はブラックホールが作る軌道を回転する。ブラックホールは引力を作る。その引力により、星や銀河は軌道の外に飛び出ない。
ブラックホールの電子のラブと陽子のラブは磁気の光子と電気の光子を作っている。磁気の光子と電気の光子のエネルギーは等しい。磁気の光子のエネルギーは引力に成り、電気の光子のエネルギーは速度に成る。それで、引力のエネルギーと速度のエネルギーは等しく、引力と速度は等しい。
ブラックホールは引力と速度を作る。引力と速度を作り、回転させている。
よって、ブラックホールが作る回転軌道を回転している星や銀河は、ブラックホールに支えられている。
ブラックホールは星や銀河を支えている。ブラックホールが星や銀河を支えているから、星や銀河は軌道の外に飛び出ない。

4.  宇宙の泡構造。
泡構造の中心のブラックホールに、1011太陽質量のブラックホールと1010太陽質量のブラックホールと109太陽質量のブラックホールが存在するとし、この中間の1010太陽質量のブラックホールが存在するとして計算する。
宇宙の中心の2.631×1013太陽質量のブラックホールが作った、150億年の軌道半径は1.5×1010光年です。これを宇宙の半径と見做す。
1010
太陽質量のブラックホールが作った、150億年の泡構造の軌道半径は1.106×108光年です。
・宇宙の周囲には何個の泡構造が存在するか。
宇宙の周囲÷泡構造の直径=2π×1.5×1010光年÷(2×1.106×108光年)=9.42×1010光年÷(2.212×108光年)=4.259×102(個)
○宇宙の周囲には4.259×102個の泡構造が存在する。
4.259×102個の泡の質量はいくらか。
泡構造の中心の1010太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1010太陽質量=9.458×1015太陽質量を支えているから、4.259×102個の泡構造の質量は、
9.458
×1015太陽質量×4.259×102個=4.028×1018太陽質量、です。
4.259
×102個の泡構造の質量は4.028×1018太陽質量です。

・宇宙全体の質量は2.488×1019太陽質量です。これは、何個の泡構造の質量か。
宇宙全体の質量÷泡構造の質量=2.488×1019太陽質量÷(9.458×1015太陽質量)=2.631×103(個)
宇宙全体の質量は2.631×103個の泡構造の質量です。
○この事により、宇宙の泡構造の中心には平均1010太陽質量のブラックホールが存在するとして、このブラックホールが作る泡構造は2.631×103個存在する。
1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、何周になるか。
2.631
×103個÷(4.259×102個)=6.178(周)
1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、6.178周に成る。
・泡構造の直径を2×1.106×108光年として、6.178周の軌道の幅はいくらか。
1列に並んでいる場合、2×1.106×108光年×6.178周=13.666×108光年
○泡構造の直径を2×1.106×108光年として、6.178周の軌道の幅は13.666×108光年です。
○宇宙には平均1010太陽質量のブラックホールが存在するとして、このブラックホールが作る泡構造は2.631×103個存在し、1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、6.178周に成る。この幅は、13.666×108光年です。これを図示する。

泡構造
表4

 

5.  銀河
泡の中には、銀河が存在する。銀河の中央にはブラックホールが存在する。銀河の中心のブラックホールを、107太陽質量のブラックホールと106太陽質量のブラックホールと105太陽質量のブラックホールが存在するとして、この中間の106太陽質量のブラックホールが存在するとして計算する。
106
太陽質量のブラックホールが作った、150億年の軌道半径は5.136×105光年です。
・泡構造の中には何個の106太陽質量のブラックホールが作った銀河が存在するか。
1
個の泡構造の総質量は銀河の総質量です。
銀河の中心の106太陽質量のブラックホールは、9.458×105×106太陽質量=9.458×1011太陽質量を支えている。
銀河は9.458×1011太陽質量です。

泡構造の中心の1010太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1010太陽質量=9.458×1015太陽質量を支えている。
泡構造は9.458×1015太陽質量です。
1
個の泡の総質量÷銀河の総質量=9.458×1015太陽質量÷(9.458×1011太陽質量)=104(個)
泡構造の中には104個の銀河が存在します。
・銀河の総質量はいくらか。
銀河の総質量=1個の銀河の質量×泡構造の中の銀河数×宇宙の泡構造の数=9.458×1011太陽質量×104個×2.631×103個=2.488×1019太陽質量

銀河
表5

 

6.  2×10-16m時代、ブラックホールが作った軌道は、時代と共にどのようになったか。136億年の軌道半径と軌道の速度と軌道の引力はどのようになったか。
宇宙の軌道エネルギーの式は、ブラックホールの質量を10n太陽質量とすると、軌道エネルギー=5.438×10182n/3JKm÷軌道半径、です。
宇宙の中心のブラックホールは2.631×1013太陽質量であるとし、軌道エネルギー=4.827×1027JKm÷軌道半径、です。
軌道の速度=軌道エネルギー1/2
軌道の引力=軌道エネルギー1/2

136億年時代
宇宙の軌道半径は136×108光年です。
1.36
×1010光年=1.36×1010×9.46×1012Km1.287×1023Km、です。
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=4.827×1027JKm÷軌道半径=4.827×1027JKm÷ (1.287×1023Km)3.751×104J
軌道の速度=(3.751×104J)1/21.937×102Km
軌道の引力=1.937×102J1.937×102Nm
1011
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×3.178×103光年÷(2×105光年)=2.161×108光年、です。
2.161
×108光年=2.161×108×9.46×1012Km2.044×1021Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=1.171×1026JKm÷軌道半径=1.171×1026JKm÷(2.044×1021Km)=5.729×104J
軌道の速度=(5.729×104J1/2=2.394×102Km
軌道の引力=2.394×102J2.394×102Nm
107
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×1.475×10光年÷(2×105光年)=1.003×106光年、です。
1.003
×106光年=1.003×106×9.46×1012Km9.488×1018Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=2.524×1023JKm÷軌道半径=2.524×1023JKm÷(9.488×1018Km)=2.660×104J
軌道の速度=(2.660×104J1/2=1.631×102Km

軌道の引力=1.631×102J1.631×102 Nm
1010
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×1.475×103光年÷(2×105光年)=1.003×108光年、です。
1.003
×108光年=1.003×108×9.46×1012Km9.488×1020Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=2.524×1025JKm÷軌道半径=2.524×1025JKm÷(9.488×1020Km)=2.660×106J
軌道の速度=(2.660×106J1/2=1.631×103Km

軌道の引力=1.631×103J1.631×103Nm
106
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×6.847光年÷(2×105光年)=4.656×105光年、です。
4.656
×105光年=4.656×105×9.46×1012Km4.405×1018Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=5.438×1022JKm÷軌道半径=5.438×1022JKm÷(4.405×1018Km)=1.235×104J
軌道の速度=(1.235×104J1/2=1.111×102Km

軌道の引力=1.111×102J1.111×102Nm
109
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×6.847×102÷(2×105光年)=4.656×107光年、です。
4.656
×107光年=4.656×107×9.46×1012Km4.405×1020Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=5.438×1024JKm÷軌道半径=5.438×1024JKm÷(4.405×1020Km)=1.235×104J
軌道の速度=(1.235×104J1/2=1.235×102Km
軌道の引力=1.235×102Nm1.235×102Nm
105
太陽質量のブラックホールが作る軌道半径は、1.36×1010光年×3.178光年÷(2×105光年)=2.161×105光年、です。
2.161
×105光年=2.161×105×9.46×1012Km2.044×1018Km
軌道エネルギーは、軌道エネルギー=1.171 ×1022JKm÷軌道半径=1.171 ×1022JKm÷(2.044×1018Km)=5.729×103J
軌道の速度=(5.729×103J1/2=7.569×10Km

軌道の引力=7.569×10J7.569×10Nm

136
億年の軌道半径
表6


【図面の簡単な説明】
  【図1】図1は宇宙の泡構造を図示する。
泡構造の中心のブラックホールに、1011太陽質量のブラックホールと1010太陽質量のブラックホールと109太陽質量のブラックホールが存在するとし、この中間の1010太陽質量のブラックホールが存在するとして計算する。
宇宙の中心の2.631×1013太陽質量のブラックホールが作った、150億年の軌道半径は1.5×1010光年です。これを宇宙の半径と見做す。
1010
太陽質量のブラックホールが作った、150億年の泡構造の軌道半径は1.106×108光年です。
・宇宙の周囲には何個の泡構造が存在するか。
宇宙の周囲÷泡構造の直径=2π×1.5×1010光年÷(2×1.106×108光年)=9.42×1010光年÷(2.212×108光年)=4.259×102(個)
○宇宙の周囲には4.259×102個の泡構造が存在する。
4.259×102個の泡の質量はいくらか。
泡構造の中心の1010太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1010太陽質量=9.458×1015太陽質量を支えているから、4.259×102個の泡構造の質量は、
9.458
×1015太陽質量×4.259×102個=4.028×1018太陽質量、です。
4.259
×102個の泡構造の質量は4.028×1018太陽質量です。
・宇宙全体の質量は2.488×1019太陽質量です。これは、何個の泡構造の質量か。
宇宙全体の質量÷泡構造の質量=2.488×1019太陽質量÷(9.458×1015太陽質量)=2.631×103(個)
宇宙全体の質量は2.631×103個の泡構造の質量です。
○この事により、宇宙の泡構造の中心には平均1010太陽質量のブラックホールが存在するとして、泡構造は2.631×103個存在する。
1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、何周になるか。
2.631
×103個÷(4.259×102個)=6.178(周)
1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、6.178周に成る。
・泡構造の直径を2×1.106×108光年として、6.178周の軌道の幅はいくらか。
1列に並んでいる場合、2×1.106×108光年×6.178周=13.666×108光年
○泡構造の直径を2×1.106×108光年として、6.178周の軌道の幅は13.666×108光年です。
○宇宙には平均1010太陽質量のブラックホールが存在するとして、このブラックホールが作る泡構造は2.631×103個存在し、1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、6.178周に成る。この幅は、13.666×108光年です。

  【図2】図2は銀河を図示する
泡の中には、銀河が存在する。銀河の中央にはブラックホールが存在する。銀河の中心のブラックホールを、107太陽質量のブラックホールと106太陽質量のブラックホールと105太陽質量のブラックホールが存在するとして、この中間の106太陽質量のブラックホールが存在するとして計算する。
106
太陽質量のブラックホールが作った、150億年の軌道半径は5.136×105光年です。

・泡構造の中には何個の106太陽質量のブラックホールが作った銀河が存在するか。
1
個の泡構造の総質量は銀河の総質量です。
銀河の中心の106太陽質量のブラックホールは、9.458×105×106太陽質量=9.458×1011太陽質量を支えている。
銀河は9.458×1011太陽質量です。
泡構造の中心の1010太陽質量のブラックホールは、9.458×105×1010太陽質量=9.458×1015太陽質量を支えている。
泡構造は9.458×1015太陽質量です。
1
個の泡の総質量÷銀河の総質量=9.458×1015太陽質量÷(9.458×1011太陽質量)=104(個)
泡構造の中には104個の銀河が存在します。
・銀河の総質量はいくらか。
銀河の総質量=1個の銀河の質量×泡構造の中の銀河数×宇宙の泡構造の数=9.458×1011太陽質量×104個×2.631×103個=2.488×1019太陽質量

【符号の説明】
 1  宇宙の中心のブラックホールは2.631×1013太陽質量
 2  宇宙の軌道半径は1.5×1010光年
 3  宇宙の周囲は2×π×1.5×1010光年
 4  中心に1010太陽質量のブラックホールが存在する泡構造=泡構造
 5  泡構造の直径は2×1.106×108光年
 6  宇宙の周囲には4.259×102個の泡構造が存在する
 7  泡構造の質量は9.458×1015太陽質量
 8  宇宙の質量は2.488×1019太陽質量
 9  宇宙の中の泡構造は2.631×103
 10 1周に4.259×102個の泡構造が存在するとして、6.178周になる
 11 6.178周の軌道の幅は13.666×108光年
 12 銀河
 13 銀河の中心のブラックホールを106太陽質量とする
 14 150億年の軌道半径は5.136×105光年
 15 銀河の質量は9.458×1011太陽質量
 16 泡構造の中の銀河数は104
 17 銀河の総質量は2.488×1019太陽質量
図面
【図1】

【図2】