1999年1月26日(火)
イエス・キリストの父上であられるヤーウューの神様!
あなた様を賛美申し上げます。
全て、神様の御心のままに成りますように!アーメン

神様!昨日、Mさんの所へ行ったら、理系の勉強は大変だ!それにひきかえ、文系の勉強は易しい!と言っていました。
このしもべは、「そりゃそうよ!理系の学問は、神様の創造した物について勉強する事であり、文系の学問は人間の作った事について勉強する事である!からよ。人間の作った事といっても、せいぜいここ200年位の事についての勉強であり、程度も人間の考えたもの!であるから、たかが知れているわよ。カントやマルクスやモンテスキュー等を勉強したって、せいぜい知れているわよ!
理系は、素粒子から始まった神の創造であり、その叡知は、計り知れない程大きい!のですから。それを被創造物である人間が創られた脳で勉強する!のだから、大変なのよ。
素粒子だけ勉強したった大変!生物だけ勉強したって大変!なのよ。
物理、化学、医学全て大変なのよ!
それは、創った者の叡知の比!よ!
人間の知恵の探究!と、神の叡知の探究!の差よ!
マルクスだって、人間の考えたものは不完全!
だから、それを絶対視して、勉強することもない!のよ!
共産主義国家だって、崩れた!でしょ!
神の創造は完璧!絶対なる物!であるから、それは一生懸命勉強する甲斐!がある!のよ。
勉強すればする程、真理の探究!に成るし、真理へ近づく事になる!のだから!」と
このような事をしゃべってきました!
学問の違い!学問の差!は、絶対真理の探究!と、相対的知恵の研究!なのです!
それにしても、このしもべの子供を理系に進学させなかった!のは、経済的理由ですから、なんと情けない話し!でしょうね!
優性遺伝子は、パパであった!のでしょうか!パパの意見が強い!のです。

神様!このしもべは今、熱圏です!
凧!です。中性子さんと一緒の旅!です。
なんとすがすがしい事でしょう!そんなに熱くはありません。ここは素粒子の世界です。
あっちこっち、まばらに素粒子がおります。
このしもべは、かつて夢をみました。
地球の地殻の中を通り過ぎた!のです。
マントルを通り抜け、そう核!まで通り抜けた!のです。
気がついた時には、地球の裏側の地!に出ていた!のです。
このしもべは、ニュートリノ!だった!のです。
神様!このしもべを、またニュートリノのような素粒子!にしてい下さい!
熱圏でもお友達を作る!ためです。
あなた様の旧友!との再会!、とってもステキ!な事!です。
変身!してしまいます。ニュートリノ!に。
そうすると、大きく見える!のです!
中性子さんだって、陽子さんだって、電子さんだって大きく見える!のです!
あら、小さく成ったわ。でも相変わらず凧だけは必要です。身を守るため!です。
中性子さんを守らなければいけない!からです。
あら、あっちから電子さんがやって来ました!
「ゴキゲンヨウ!電子さん。あなたはいつも元気ね。エネルギーいっぱいに生きているわね!うらやましいわ!」
「オッ、ニュートリノさんか!君だって、けっこう元気じゃないか!いいな!君は、どこでもスイスイ通り抜けられる!のだから。君には敵なしだね!どうしてかな!?」
「私はだって、そのように定められている!のよ。神様に!
『おまえには敵とするものがいないであろう!もし、おまえに害を与えるものは、百倍の苦しみが与えられる。私はカインを守ったように、おまえを守る!』と、神様が守ってくださっている!のよ!
だから、私は敵は無いわ!」
と、しもべはいつも、そのように思っている事を言う!のです。
「だから私はこんなに小さいの。小さいけれども元気なの!半永久的に生きられる!のよ!」
なんてすばらしい役!をいただいたのかしら!
自分のセリフ!に、こんなすばらしい言葉が用意されていた!なんて、ちっとも知らなかった!のに…。
あまりの名誉あるセリフに、語ったこのしもべもオドロイテイマス!
ああ、演劇ってとってもすばらしいものね!
しばらく、女王様以上の者に成った思いになりきっています。
私に、半永久的に生きられる命が与えられている!と思うだけで、なんて幸せな事でしょう!
ほんの一瞬だけでも、その幸せな思いにひたっていたい!です。
いつまでも、いつまでも、元気で生きたい!と願う願いが、達成される!
それは、素粒子の世界!それは、素粒子達!私はニュートリノ!
たった熱圏に辿り着いた!だけでも喜んでいる!のに、もっともっと遠くへ旅行できる身分!宇宙旅行のキップを与えられた者!制限なしのフリーキップを与えられた者!
星を見ながら、どこまでもどこまでも、旅を続ける事のできる特権を与えられた者!
でも、一抹の寂しさを感じる!のは、この地球に居たい!と思うからです。
この地球が一番すばらしい!と知っている!からです。
サザンカが咲き、今は葉を落としている黒い木々の中に、脈々と流れている、とってもすばらしいスペシャリスト様が、たくさんたくさんおられる!事を知っている!からです。
でも、今はそんな事を言っておられません。
熱圏です。
さっき飛び立っただけ!なのに、もう帰りたい!と思っている!のです。
「あなた何を思っているの。急に寂しそうな顔をして!」と、見抜かれてしまいました。
「ちょっと故郷を思っていた!のよ」
「よっぽどすばらしい所!なのね!
ぜひ、お願い!そこへ連れていってね!凧で身を隠しているからね!」
「ハイ!わかったわ!私の故郷を、ぜひお見せしたいものね!」
さっき会った電子さんを凧に乗せました。
この上空は、とっても過疎なのです。だから、再び電子さんに会うためには時間が必要です。
あっ、電子さんが居ました。
「コンニチワ!電子さん!あなたに会えてとっても嬉しいわ!
私って電子!に弱いでしょう。どのようなお方なのかしら!一度会ってみたいものだわ!と思っていた!のよ。
私達のフルサトでは、あなたの仲間が随分活躍している!のよ!
今は、正にあなた達の時代!よ。電子!ってなんでもできる!のね。
電子オルガン、電子顕微鏡、電子レンズ、電子写真、コンピューター、電子天秤、なんでもあなた達が活躍しているのよ!あなたって!なんてすばらしい力が有るのかしら!オドロイテシマウワ!」
「ヘイ!そうか!それならボクもぜひそれを見てみたいものだ!ボクの仲間の活躍を見ていたいものだ!
ゼヒ、タノム!ヨ。ボクを一緒に連れていってくれ!ボクの仲間の活躍を見る!ため、連れていってくれよ!」
「ハイ!ワカリマシタ!」どうも、いつものくせが出てしまいます。お願いされるとコトワレナイ!のです。
さあ、今度は電子さんも凧に隠れました!なにせ、下層に陣取っている物質には、とっても弱い!のですから。
エネルギーを失わないように、このしもべの凧!の中でじっとしている!方が良い!と思った!のです!
このしもべは、まるで桃太郎に成ってしまいました。
サル、キジ等をしたがえた、桃太郎に成ってしまいました!
今度は、陽子さんに会いました!
陽子さんはいつも陽気です。
いつもはなやか!なのです。
「あらまあ、ニュートリノさんじゃないの!」
今度は陽子さんからのご挨拶!です。
人見知りなど、この方にはご縁の無い事!です。
「あなたって少し変わっているわね。そのハネ!のようなもの何!見慣れないものね!
スマートなあなたも、それを背負ったら疲れてしまう!でしょ。私がお手伝いしようかしら!
私ね、さっき相棒とはぐれちゃったのよ!
なにかここへ来たら、急に居なっくなったの。
X線さんや紫外線さんに会ったら、「グッバイ」のあいさつも無く、居なくなった!のよ!
まったくどこへ行ったのかしら。それで今、私捜している!のよ!
あんなに固く誓い合った仲!なのに、いやねX線さんや紫外線さんは、自分が単身であるから、やきもちやいた!のよね。
短い分だけ気も短い!のかしら。短気なのね。そして、中傷家!なのね!なんでも仲を裂けばよい!と思っているのね!まったくいやね。ここの雰囲気はギスギスしているわね。」
「オイオイ、オマエ!じゃないか!ボクだよボク!ホラ声で判るだろう!オマエの相棒さ!相棒の中性子だよ!」
「マア!アナタ!ナノ!ドコヨ!ドコナノ!見えないじゃない!」
「ホラ、オマエのマエダヨ!ニュートリノさんの背負っているものの中だよ!ボクはこれから旅行するのだよ!ずーっと、ホラ、ずーっと向こうの噂の星!だよ。青い星!だよ。
我々素粒子の憧れの星!だよ。なんだかあそこには、安心がある!ような安住の国!だよ。
でも、この凧の中なら大丈夫だ!神様保証!の凧!だからね!君も入れよ!
どうも君が居なくなってはさみしい!からね!」
「アラ、ソウ!ソンナヨイ話し!ソレナラ、ゼヒ連れて行ってよ!私も思っていたのよ!いつか、あの青い星に行ってみたい!と。あの青い星の一員に成って、あそこでずーっとずーっと暮らしたい!と、思っていた!のよ!かなわない夢と思っていたのに、なんてラッキーなのかしら!
私!凧につかまる!わよ!凧の中に入ってしまう!わよ!」
「ハイ!どうぞ!」
そんな事を繰り返しながら、私は熱圏を飛んでいました。あっちこっち、バァーンという花火があがりました!
素粒子さんたちのブツカリ合う音!です。
それはまるで、ニュートリノが水の水素さんとブツカって、小さな小さな光を出す!のに似ています。
だんだん、日暮れに成ってきました。
自転とともに、ここ熱圏にも夜が来ます。
そうすると、暗くなり寒くなり、静かになります。
今まで太陽から来ていた光やX線や紫外線や電子やヘリュウムがやって来ない!からです。
ここ熱圏にも、夜が来ます。眠い夜です。でも、安心できる時間です。
原子核は、仲をさかれないし、元素の電子をも飛び出させるものがやって来ない!からです。
夜は熱圏の活動のレストタイム!です。
分子や原子核の憩いの一時!です。また、明日の戦いが待っています!
朝日と共にやって来るX線や紫外線さんから、身をひるがえさなければならない戦い!が待っている!のです。
さあ、時は無情にも過ぎ、朝日を迎えました!
プレーボールです。競技の開始です。
容赦なく、敵陣はスクラムを組んで来ました。
でも、ここは広〜い広〜い球技場!です。
スクラムを組んでいては通り抜けられてしまいます。
そこで、X線や紫外線さんは、スクラムをほどきました。
バスケットボールのマンツーマン戦法!で、攻める!つもり!です。
それをかわす!には、どうしたら良いか!知恵のみせどころ!です。
昨夜、ぐっすり眠った分だけ、ひやされただけ、知恵はよく回ります。
あっ、電子さんの方にX線さんがやって来ました。でも、かわしました!
X線さんの直進するくせを知っていた電子さんは、ひらり!と、それをかわしました!
まるで、闘牛士!のようです。波なのでちょうどよく、かわすことができました。
ああよかったわ!と、胸をなでていると、遠くの方で小さな光が起きました!
あっ、あれは紫外線さんがブツカって電子さんが輝いた!のです。
ここでは敵も味方もありません。
ここにいた中性子さんや陽子さんも、もとはといえば同じ仲間!なのですから。お互い顔見知りなのです。
そして、今Heから出た中性子さんは、陽子さんになってしまった!のです。
(He→n+(陽子)+p(中性子)+e-(電子)
 ↓
 np(原子核)+e-(電子))
その中性子さんも、陽子さんも、もともとHeの原子核から出たもの!だった!のです。
イエスの御名によってアーメン!
1999年1月26日(火)